あなたは、
「医師がすすめるサプリメント=効果がある」
って思っていませんか?

医師は一人の人間であり、ミスをすることもあります。
医師の大半は、科学的なデータが知れる論文を読みません。

信じるべきは医師の発言よりも科学なのです。

科学って何やねんというと、
大勢を対象にして実験し、
どんな効果が出たかを客観的に判断するという学問です。

 

わかりやすく例えるなら、
一人の医師が「ビタミンCのサプリは歯に良いですよ」
という発言をしたとしましょう。

一方で2000人にビタミンCのサプリを実際に飲ませた結果
「歯がボロボロになった」という事実が出たとします。

どちらの方が信憑性が高いかといえば、
もちろん後者ですよね。

 

医者が「良い」と言う根拠はどこにあるのか?
それを考えないで、「医者の発言=正しい」と判断するのは
あまりにショートカットしすぎな考えだと思います。

 

特に、今回取り上げているサプリメントについては、
大きな問題が2つあります。

  • 医療品よりも規制が格段に甘い
    →効果のない物が出回りやすい
  • 医療品よりも研究データが少ない
    →長期的な危険性は断言できない

サプリメントは効くか怪しいし物が多く、
最悪死亡率を高める可能性すらあります。

 

今回は、科学的なデータに基づいた
危険なサプリを7つ取り上げます。

この7つのサプリの内どれかを持っていれば、
直ちに捨てることをお勧めします。

今すぐ捨てるべき危険な7つのサプリメント

  • マルチビタミン
  • ビタミンA/ベータカロチン
  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • カルシウム
  • フィッシュオイル(オメガ3・DHA・EPA)

全て、栄養素としてはもちろん大切です。

ただし、
サプリメントで摂ると効果がないどころか
副作用やデメリットの方が圧倒的に大きい物が
今紹介した7つのサプリメントです。

この中のサプリメント、
どれか一つでも持っていますか?
即座に捨てた方がいいです。

僕はマルチビタミンを持っていましたが
秒で捨てました。笑

では、それぞれの副作用とデメリットについて紹介します。

マルチビタミンの副作用・デメリット

  • 慢性病や癌予防の証拠はない
  • 60歳以上の女性は心疾患や癌のリスクが上がる可能性がある
  • 男性は前立腺癌のリスクが上がる可能性がある
  • 加齢黄斑変性のリスクが21%上がる

これらが、科学的に確認されている
マルチビタミンの副作用・デメリットです。

サプリメントを摂る医師の中には、
このマルチビタミンを摂っている人もいます。

科学的には、
マルチビタミンが健康改善や病気予防に
役立つ可能性はとても低いというデータが出ています。

マルチビタミンを飲むくらいなら、
そのお金を果物や野菜に回した方が、
よっぽど良いといえます。

ビタミンA/ベータカロチンのサプリの副作用・デメリット

  • 3〜10%寿命が縮む

ビタミンA/ベータカロチンは脂にしか溶けません。
過剰摂取したビタミンA/ベータカロチンは
体内に蓄積され、肝臓にダメージを与えます。

肝臓は毒素を処理する場所なので、
肝臓がやられれば全身が衰えることに繋がります。

ビタミンA/ベータカロチンは
食品(レバーや人参)から摂るようにしましょう。

ビタミンB群のサプリの副作用・デメリット

  • 心臓へのダメージが増える可能性がある
  • タバコ+ビタミンB群で肺癌リスクが3〜4倍に跳ね上がる

「美容に良い」
「不規則な生活な人に必須」
などとうたわれるビタミンB群ですが
サプリメントにおいては
これといったメリットが確認されていません。

また、厚労省の調査によれば
「現代の日本人でビタミンB不足の人はほとんどいない」とのこと。

ビタミンCのサプリの副作用・デメリット

  • 風邪に効くといったデータは無い
  • 白内障のリスクが上がる(1.36倍~1.96倍)
  • 虫歯になるリスクが高まる

ビタミンCは体内で悪玉化し、
細胞を攻撃する可能性があります。

また、ビタミンCは酸の一種なので、
歯のエナメル質を溶かす事がわかっています。

ビタミンCは野菜や果物から摂りましょう。

ビタミンEのサプリの副作用・デメリット

  • 前立腺癌にかかる可能性が17%上がる
  • 1日400IUのビタミンEを摂り続けると死亡率が4〜6%高まる

「アンチエイジング効果」
「癌の予防」

とうたわれるビタミンEですが、
逆に癌のリスクが高まります。

また、アンチエイジング効果も確認されておらず、
逆に心疾患や肺炎のリスクを高めます。

理由はビタミンAと同じで、
肝臓にダメージを与えるからです。

カルシウムのサプリの副作用・デメリット

  • 大量のカルシウム(400~2000mg)を摂っても骨密度に全く違いが出ない
  • 400mg以上で心筋梗塞のリスクが31%上がる

カルシウムのサプリはNGですが食品であれば問題ありません。
食品であれば血中の成分量が急激には増えず、
時間を掛けて処理できるためです。

カルシウムも、食事から摂るべき栄養素です。

フィッシュオイル(オメガ3・DHA・EPA)のサプリの副作用・デメリット

  • フィッシュオイルのサプリは酸化しやすく、体内の酸化が原因で寿命が縮む

「血液サラサラ」
「認知症の予防」

という名目で、
フィッシュオイルのサプリメントは販売されています。

フィッシュオイルは体内で生成されない脂で、
魚からしか摂れない良質な脂です。

心疾患のリスクが高い人はそれの予防に繋がります。

しかし、サプリメントの場合は酸化しやすく
基準値の7倍も酸化した商品もありました。

フィッシュオイルはサバ缶から摂るようにしましょう。

まとめ

  • マルチビタミン
  • ビタミンA/ベータカロチン
  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • カルシウム
  • フィッシュオイル(オメガ3・DHA・EPA)

この7つのサプリは、今すぐ捨てましょう。

何度も言いますが、
サプリメントだから危険なだけであって、
全ては体に必要な栄養素です。

これらの栄養素を摂る場合は
食品から摂るように心がけたいところですね。

ではまた!